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ご挨拶

大腸3次元CT研究会は、新しい検査法「バーチャル大腸内視鏡検査(大腸3D-CT検査)」に対する日本の多施設共同大規模臨床試験「大腸3D-CT検査(CT colonography)と大腸内視鏡検査による大腸腫瘍検出能の精度比較に関する検討-コンピューター支援診断を活用した多施設共同臨床試験-[JAPANESE NATIONAL CT COLONOGRAPHY TRIAL (JANCT)]を2009年秋から全国13施設で開始いたしました。

最近、日本で大腸がんの患者数が急増しています。内視鏡に比較して受容性が高いといわれる大腸3D-CT検査を内視鏡の補助として導入することが可能か、本検査法の有用性・安全性などをさまざまな観点から科学的に検討し評価します。大腸3D-CT検査の精度を正しく評価し、新しい大腸検査の一手法として確立することを目標とします。

日本の大腸がんの現状

日本の大腸がん罹患数は急増しており、死亡数は4万2998人にのぼります(2008年人口動態統計月報年計)。この背景には、食事や生活の欧米化などが関与しているといわれます。しかしながら、その欧米、特に大腸がん先進国のアメリカの大腸がん死亡者数は5万2180人(2007年ACS統計)です。日本の人口が1億2733万人、アメリカが2億9302万人ですから、人口比からすれば、アメリカの倍近く多いということになります。日本は大腸がん罹患数が多く、死亡数の割合ではアメリカをすでに追い抜いているという現実があるのです。大腸がんで亡くなる方を減らすために、さまざまな対策を早急に構築する必要があると考えられます。

事務局本部

マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部: 吉田広行, 永田浩一
日本事務局: 昭和大学横浜市北部病院 消化器センター 遠藤俊吾

臨床試験JANCTの実施施設

北海道社会事業協会 小樽病院

北海道消化器科病院

北海道社会保険病院

秋田赤十字病院

自治医科大学附属病院

自治医科大学附属 さいたま医療センター

聖路加国際病院

東京女子医科大学 東医療センター

浜松南病院

藤田保健衛生大学 坂文種報徳會病院

長崎県 上五島病院

金沢大学附属病院

川崎医科大学附属病院

KKR札幌医療センター 斗南病院